はい、頭の中が常にお花畑はね子です。
今回は前回久々にプレイしてその面白さを再確認した『Live×Evilライブバイエビル~灼熱のエデマ』について紹介したいと思います!
と、息まいておりますが先に注意点を。
はじめに、本記事内においてR-18内容を描写することはございませんが、ゲーム自体が成人向けBLゲームですので17歳以下の方は閲覧をご遠慮ください。本記事内ではAmazonを含めた18歳以上であることの確認をとってくるサイトは掲載いたしません。検索は自己責任とさせていただきます。ご了承ください。
また、こちらのゲームは開発元であるEDGE(株式会社イマ・エンターテインメント)様は既にブランドを解散してしまっております。公式ホームページは削除済み、入手もAmazonなどで中古品を購入するほかありません。
サポートが望めないゲームであること・入手が正規でないこと等が気になる方は、この時点でお読みいただくのを控えることを推奨いたします。
最後に、私は「何でそんなマイナーでサポートももうないゲーム紹介してんだよ!」と思われることを覚悟して、「このゲームめっちゃ好きなんだけど、ブランド解散後に知って、語れる友人もいないんだよな…語りてぇな…」という少数派や「実は気になってたけど、公式ホームページがないから商品パッケージのヴィジュアル以外でキャラグラ確認できん上に、ストーリーについても攻略やレビューブログとかしかないから、買うの躊躇ってんだよな…」というガチ少数派に向けて本記事を書いてます。
加えるなら書いてる本人も、少なくとも販売元に利益が還元されることは絶対にない記事を書くことに一定の躊躇いは感じています。一応ブランドがあった会社自体は残っているみたいなので、知名度向上に一役買えればなぁ…と願います。
(詳しくは分かりませんが、①会社の立地が同じであること②会社沿革に同一の社名があることから大元は残っているのだと思います。様々なアニメグッズを制作してたり、有名作品のアニメ作ってたりする会社なので知名度云々言ってますが、私が知らなかっただけで既にかなりの大手会社かもしれません。存じ上げず大変申し訳ございません。今後ますますのご活躍をお祈りしております。)
それでは、散々言い訳させていただきましたが、以下からが紹介記事になります。
注意事項をよく守り、気になる方はぜひご覧くださいませ!
(1)ゲーム概要
タイトル | Live×Evilライブバイエビル~灼熱のエデマ~ |
企画・製作 | EDGE/株式会社イマ・エンターテインメント※1 |
キャラクターデザイン・原画 | 琴稀りん |
シナリオ | 宙地 |
背景 | 有限会社 草薙 |
音楽 | CUBE |
発売日 | 2005年10月28日 |
動作環境 |
OS:Windows 98/98SE/ME または Windows 2000/XP ※2 メモリ:128MB以上 HDD:600MB以上 解像度:800×600×16(65536色 High Coloor)以上をサポートするディスプレイとグラフィックデバイス 音源:DirectSoundに対応したPCM音源 Direct X:DirectX 3.0以上(必須OSには組み込み済み) |
※1ブランド解散済み ※2Windows Vista/7/10において動作確認問題なし
動作環境についてのみ補足させていただきます。
今回こちらの記事を書くにあたり、私の手持ちのパソコンで動作を確認を致しました。各OSのノートパソコンでゲームを起動し、プロローグとエクストラモードの動作のみでの判断になります。ただし、vista以外は過去にプレイ済データが残っていたため、おそらく全編通してプレイすることに問題はないと思われます。
また、今後お買い上げなさる方は中古品前提となる方がほとんどだと思いますので、状態によっては固まったりゲームそのものが起動しない等があるかもしれません。購入の際は必ずゲーム自体に傷がないかを確認し、オンライン通販なら取引相手の評価等に気をつけて下さい。
(2)あらすじ
『君たちは、本日をもって特殊部隊エデマの所属となる』
ある日突然、何の理由も説明されないまま、ワダツ国の正規軍セクリタスを解雇され、
大統領直属の特殊部隊「エデマ」への入隊を命じられた主人公、ユウシ・イズミ。
官邸に呼び出しを受けたユウシは、エデマの統括者であり、大統領秘書室長の
セツエイ・クジョウより、反体制組織プロメテウスの潜入捜査を命じられる。
プロメテウスの首謀と目される人物が、かつての「友人」であり、
セクリタスの上官でもあったケンショウ・ウライだと聞かされ、少なからず衝撃を受けるユウシ。
ユウシ同様セクリタスを解雇され、エデマへの強制入隊を命じられたパートナー、コウ・テラカドと共に、
ユウシは、プロメテウスが根城とする辺境の街・カイエンへと向かうことになる。
そこでユウシを待ち受けていたのは、ケンショウとの宿命的な再会だった。
(パッケージ裏面のあらすじ原文ママ)
私的な意見を述べますとLive×Evilの一番の魅力はストーリーです。
こちらのあらすじだけでは潜入スパイものなのか? とミスリードされそうな気もしなくはないですが、結論を言うと少し異なります。
主人公は特殊部隊員。パートナーとともに一般人を装い辺境の街カイエンでテロ組織を秘密裏に調査することになる、それは間違いないです。
ただこれだけではほんの一部です。
もう少し詳しめのストーリーをまとめてみました。
1、前提として、主人公が暮らすワダツ国は現代日本よりも進んだ技術を持っているようで、ガソリンをはじめとした原材料等の枯渇により一部の文明が衰退している。
2、舞台であるカイエンは辺境の地であるが故に文明の衰退が如実に出ており貧富の差も激しいものだった。そんな中、ワダツ国では高額の治療費をかけなければ治らない病が蔓延していた。貧しい患者たちは皆、病によって次々と亡くなった。
3、国民達は治療費の減額を国に求めた。しかし国は動こうとしない。ワダツ国外では、より安価な治療薬が既に開発されていたにも関わらず…だ。このことから反体制組織プロメテウスがカイエンを拠点に発足する。苦しみ喘ぐカイエン市民はテロリスト達を英雄として迎えていた。
4、激化するテロ行為。テロ集団の首謀者も厄介な男だった。国は特殊部隊エデマを作り出し、隊員達に秘密裏に調査させることにした。(←ここがまさしく『あらすじ』の部分)
5、部隊員である主人公はパートナーや協力者達と共に独自の調査を進めた結果、様々な事実を知ることになる。一筋縄でない謀略、国家とつながるとある組織の影、テロリスト達の胸中、病をめぐる数々の問題…。主人公ユウシは公私の感情に板挟みにされながらも真実を求めて奔走する。
はい、こんな感じですかね。ネタバレしないよーにしないよーにと思いながら書きましたが、割とガッツリしたかもしれない。申し訳ない。
ストーリーに対して難点を挙げるなら、2つあります。
1つ目。
いくつも特殊な用語が飛び交うので初めは理解が追いつかないところ。はっきり言って難しいと思います。周回プレイしてようやく慣れてきて、考察ができるようになります。
さっくりゲームを楽しみたい方には不向きかもしれませんね。
逆に何度もストーリーを噛み砕いて読み解くことが好きな方は、読み進めるほど理解して、慣れてくると次第にその面白さに引き込まれていくことでしょう。その難しい用語の意味にまで注目すると思いもよらない意味が込められていたりしています。
2つ目。
BL要素はそれほど強めではありません。正直初めてプレイした時に私は「これ恋愛はBLゲームやからあって当然やけど、エロシーンいらんくない? なくても良くない? なんなら、ない方がもっと広い世代に知ってもらえて良かったんやない??」となったレベルでした。そう思うほどにエロシーンは割と唐突な展開が多かった気がします。まぁ、エロがないBLゲームなんて私はプレイしたことないけど。
そういう訳で、男の子達のキャッキャうふふを楽しみにしてる方にも不向きかと予想します。
それでも恋に落ちるまでの過程がしっかりと描写されていて、元々男色でもないキャラクター達が惹かれ合う理由は多少強引なのもあるけど納得できる展開が多いので、非常に丁寧なBLゲームだと思います。(どこぞの裸バスケとは違うんだよ…)
BL要素少なめとはいえ一見する価値は十分にありますよ。
(3)キャラクター
主人公と攻略対象4名で構成されています。
キャラクター紹介にあたり、今回は各キャラ単独で映ってるスチルを利用させていただきました。そんなにネタバレにはならないかなというところをチョイス。主人公だけなかったので続編『Live×Evilライブバイエビル~熱砂のプロメテウス~』のもので用意してます。
あと、セリフ部分は完全フルボイスなので声優さんも記載しております。プレイされる方は是非とも音声をオンにしてお楽しみ頂きたいですね。
主人公
名前 | ユウシ・イズミ | 年齢 | 25歳 | 身長 | 175cm | 体重 | 65kg |
目の色 | 明るい茶色 | 血液型 | A型 | 誕生日 | 11月23日 | CV | プログレス |
元正規軍セクリタスの少尉です。トレーサー(足跡などの痕跡を分析することで対象を追跡することができる)能力を買われ、特殊部隊エデマに配属されました。優しく落ち着いた青年で、一人称も「私」。ただし、怒らせると危険。芯をしっかりと持った人物です。
軍人にしては華奢で体力も余りありません。どちらかというと軍師タイプ。ルートによっては攻め役になってくれますが、なぜかいつも受けに見えます。
プロメテウスのリーダー
名前 | ケンショウ・ウライ | 年齢 | 29歳 | 身長 | 182cm | 体重 | 73kg |
目の色 | 黒色 | 血液型 | AB型 | 誕生日 | 1月19日 | CV | 成田剣 |
メインヒーロー、元正規軍セクリタスの中尉です。物語開始時点では敵対組織のプロメテウスのリーダーとなっております。頭のキレる優秀な軍人ですが、コミュニケーション能力に難があります。良く言えば多くを語らないミステリアスな人物です。
続編では主人公も務めるため、ユウシと対照的に描かれることが多いです。彼視点になると途端に印象が変わります、ミステリアスですね笑
パートナー
名前 | コウ・テラカド | 年齢 | 28歳 | 身長 | 180cm | 体重 | 70kg |
目の色 | 暗い金色 | 血液型 | B型 | 誕生日 | 5月1日 | CV | 三木眞一郎 |
元正規軍セクリタスの軍曹で、主人公と一緒にエデマに引き抜かれた任務上のパートナーです。手先が器用で機械いじりにたけた工作兵タイプ。困っている人を放っておけない兄貴肌な面と、周りが見えなくなっちゃうお茶目な面も兼ね備えた人物です。
どのルートでも主人公からの信頼という点において、おそらく彼を超える者はいないでしょう。他のみんな、残念だったね。
若きテロリスト
名前 | セイジュ・ウライ | 年齢 | 22歳 | 身長 | 170cm | 体重 | 56kg |
目の色 | 青緑色 | 血液型 | A型 | 誕生日 | 8月25日 | CV | 鈴村健一 |
カイエンで働いている青年で、プロメテウスのメンバーの1人です。ケンショウに憧れ、ウライ姓を名乗ってますが他の繋がりはありません(この情報説明書に思いっきり書いてて兄弟ちゃうんか…と、リアルに凹んだ)。正義感が強いため良く悩み、色々損をしてますが、純粋な良い子です。
憧れの対象がケンショウでなければ、もうちょっとまともだったかもね。あと、何故か公式が彼を攻めにはしてくれなかった。
街の情報屋
名前 | ファンレン | 年齢 | 24歳 | 身長 | 180cm | 体重 | 64kg |
目の色 | くすんだ青色 | 血液型 | O型 | 誕生日 | 3月10日 | CV | 山崎たくみ |
ワダツ随一の情報屋の1番弟子です。つまりあくまでもまだ見習いですね。飄々としていて好き勝手してますが、ムードメーカー的役割を果たしてくれることもあります。自信家で傲慢だけど、やけに憎めない人物です。
彼は攻めも受けも両方こなしてくれますのでいろんな意味で優秀です。てか、初めの攻略中に選択肢でリバになると知らず彼が受けになった瞬間発狂した、私が。
このほかにもたくさんのキャラクターが登場します。
紹介したいところではありますが、あくまでも紹介記事ですのでネタバレ防止でメインキャラのみの紹介とさせていただきました。
ちなみに私のオススメはメインキャラなら「コウ・テラカド」。サブキャラならドレッドヘアの男。シナリオ的にはケンショウ・ウライが楽しいですね。
(4)ゲームシステム
基本的なノベルゲームの機能は全て備わっています。システム面で不便に感じることは少ないと思われます。
セーブ・ロード画面(上段左)
10×4で合計40個、記録することが可能です。かなり長めのシナリオなので細目にセーブする必要が出てくるため、考えなしにセーブしまくると40個すぐに埋まります。ただし優秀な攻略サイトを見てのプレイならあまり必要ないでしょう。
コンフィグ画面(上段右)
各種設定の調整が行えます。文字送りの速度や書体変更などは「テキスト」。画面のサイズ設定などは「システム」。音量設定は「サウンド」になります。また、ボイスを個別にオンオフ切り替える機能は付いていますが、サウンドではなくゲーム画面で行います。
エクストラモード(下段左右)
エクストラモードは「CG鑑賞モード」「シーン回想モード」「BGM鑑賞モード」に分かれます。右の写真は「CG鑑賞モード」になります。ゲーム中に閲覧したスチルが各キャラごとと全表示で見ることができます。また、達成率が表示されるためスチル回収が分かり訳すなっています。「シーン回想モード」も同様です。「BGM鑑賞モード」は作中音楽が聴けます。ED曲がとても味があってよいです。
その他
CG、シーン回想をコンプリートすると特別サイトへの招待パスがタイトル画面に登場します。ブランド解散前は閲覧可能でしたが、公式ホームページが無くなった現在では機能しておりません。ご注意ください。(当然の如く、私も見れていないのでどういう内容だったか知っている方いれば是非情報を求めております…)
(5)まとめと感想
いかがでしたか?
今回はネタバレをなるべく含めずに、補足程度の私の見解を交えた紹介記事として読んで頂けるように意識をして書かせていただきました。
ストーリーが気になる、キャラクターが気になる等、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
最後に純粋な気持ちを。
『Live×Evilライブバイエビル〜灼熱のエデマ〜』は古い作品である上に、知名度もそれほど高くはありません。しかし、Twitterを見ている限りだと今でも話題に出している方が一定数多くはなくとも見受けられるので、根強いファンのついた作品なのだと認識しております。
だけど、ファン同士で交流することは難しい。例えばTwitterでこのゲームの話題を出している方がいたとしても、フォロー外でリプを飛ばすのはかなり勇気がいる行為なんですよね。
ましてや成年向けのBLゲームです。おっぴろげに好きですということに抵抗感や、羞恥心を抱く方もいるのではないでしょうか。せめて自分の周りだけでも流行らせてやろうと思っても、趣味嗜好が丸かぶりで絶対気に入ってくれる友人だと確信がないとオススメしづらいですよね。もちろん勇気を出して紹介することで同志を獲得している方は尊敬します。でも、私にはそれは不可能でした。
かつてのゲームレビューブログや攻略ブログはたくさん出てきます。そのほとんどは発売当時に近い記事ばかりでした。今更私も好きですとそのブログにコメントを付けても、管理者からの返信が期待できるかというとむずかしいところですよね。
私は今までも何度か語りたいと欲に駆られても、行動に移さず、話題に出せず、自分の中でだけで語りたい欲を消化させておりました。
暇だったからと全くファンとは思えないきっかけでゲームを再プレイして、初めはブログのネタにできたな〜なんて不純な気持ちも半分で書いてましたが、今この記事を書いてるとやっぱ凄く語りたかったんだなって思いました。正直ネタバレしないという縛りつけたの悔やんだほどです。ネタバレありでもっと語りたい。
同時に、同じように語りたかったけど語る場がない方に是非ともこのブログで語っていって欲しいです。コメント付けてくだされば、少なくとも私は返信をさせていただくので。一方的な交流にはならないと思います。
大変長い記事となってしまい、申し訳ございません。
語りたいから交流させてという優しい方、興味を持ったからもっと語って欲しいという嬉しい感想をお持ちの方、もし良ければコメントしていただければなぁ、と。
それではなんだか真面目になってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
また別の記事でお会いいたしましょう〜