はねこ日記

趣味の話してます。ディズニーや創作活動の話題中心。

【日記】友人と一緒にポンペイ展

こんにちは、はね子です。

 

f:id:haneko873:20220630200800j:image

大学の友人と共に京都市京セラ美術館で展示中の『ポイペイ展』に行ってきました。展示は2022年4月21日(木)から2022年7月3日(日)までです。

興味の惹かれる催しが京都市美術館がリューアルオープンを果たして以降なかったため、今回のポンペイ展が京都市京セラ美術館に代わって初めての利用でした。

これまでの玄関とは異なり、ガラス張りの入り口が設置されていて、かつての厳かなデザインと近代的デザインが融合していて驚きました。(でも、個人的な感想を述べるなら少しミスマッチなので重厚感残して欲しかった気もします)

 

f:id:haneko873:20220630201648j:image

平日にも関わらず、かなりの集客があったポンペイ展。当日チケットを購入する場合はそれなりに並ぶ必要があったため、大きな展示の場合は平日土日関係なく、事前予約をしておく方が無難です。私も今回は友人とそれぞれ時間帯を合わせて事前にチケットを購入しておきました。おかげでスイスイとチケットブースを超えて行けました。

 

こちらのポンペイ展。なんと驚くことに展示品の写真撮影が可能です!

個人使用でのみ撮影可能という条件のためブログに載せることはできませんが、気に入った展示品をぱしゃぱしゃ撮ってまいりました。最近は美術館も撮影可能になっているところが増えてるみたいですね。写真などを見返した時に好きな作品を思い出せるのでとても良いと思います。

 

個人的に気に入った作品をいくつかご紹介します。(展示品の写真については著作権配慮のため、公式Twitterより引用させていただいています)

本展示で私が1番気に入ったのは、『テーブル天板(通称「メメント・モリ」)』。(ツイート写真右上)

「死を忘れるな」という意味を持つメメント・モリ。ローマ社会において貴族であろうと奴隷であろうと死は平等に訪れることを示唆したモザイク画です。

ポンペイはヴェスヴィオ山の噴火でそこに暮らしていた多くの人が亡くなりました。それこそ身分も階級も関係なく平等な死が訪れたのです。

死を忘れないようにこのモザイク画を作っていたのに、ポンペイは一夜で埋没するという悲しい歴史がなんとなくしんみりとした気持ちにさせて強く印象に残りました。

超人気の黒犬モザイク『猛犬注意』。

初めて見たときはとても笑いました。ポンペイが実際に存在した時代は紀元前から1世紀にかけて。つまり、21世紀をいきる私たちとは短く見積もっても約20世紀も離れているのです。それなのに、昔から邸宅を守っていたのは番犬で、しかもその番犬を飼っていることを示すために「CAVECANEM(猛犬注意)」と目印をつけているわけです。現代とあまり変わりませんよね。

人間の生活はいついかなる時でも割と同じように暮らしているのだなぁと妙な実感を得ました。

『炭化したパン』。こちらも見た時に思わずクスリと笑いました。

よくよく考えるとヴェスヴィオ山の噴火のヤバさが伝わる貴重な資料なのですが、「ヤベェパンがある…!!」と笑いが先行する不思議。その近くには炭化したイチジクや炭化した干しブドウなどもありました。それにしても食べ物まで恐ろしいほど状態の綺麗なまま炭化するってほんととんでもない噴火だったんだなぁ…。

でも、正直公式もかなりこのパンで遊んでいるので、笑いが込み上げてくるのは仕方がない気もする。このピアス見た時、友人と2人で大爆笑した。

買うかかなり悩んで2人とも「絶対付けない」という結論に至ったので買いませんでした。他にもクッションとかお菓子とかもありました。ふざけ過ぎててほんと最高。

 

展示はさることながら、物販まで楽しさが込められた『ポンペイ展』でした。本当に楽しい展示なので、会期は残り僅かですが、興味がある方は是非とも行ってみてください。

 

f:id:haneko873:20220630231458j:image

実は私、学生時代に友人(今回ポンペイ展に行った友人とは異なります)と共に本場に行ったことがあります。

イタリア周遊の学生貧乏旅行だったため、長時間見学ができたわけではありませんが、実際に生のポンペイを見ておりました。

イタリア旅行を計画した際に、絶対ポンペイに行きたいと強くリクエストしたくらいには、たった1夜で灰に埋もれた街に興味があったのです。

ちなみに、ポンペイを行きたがった理由は以前に紹介した『マジック・ツリーハウス』です。子供の頃の私にとってヴェスヴィオ山の噴火は衝撃的だったわけですね。

 

ポンペイが都市として機能していたのは何千年と昔。

それなのに当時からインフラや文化が整えられている都市だったことはすごいを通り越して畏怖すら覚えます。それが、たった一夜で滅んだという事実が栄枯盛衰の儚さを感じさせますね。

そのような儚い歴史こそ現在のポンペイの魅力であり、多くの人がポンペイという都市に注目する理由となっているのではないでしょうか?

少なくとも私はそのように考えています。

 

お読みいただきありがとうございました!