こんにちは、はね子です。
始まってました、2021年夏イベント『熱砂の国のアリアーブ・ナーリヤ』。
昨年はおそらく夏イベ予定であった『星に願いを〜Dance and Wishes〜』が遅れに遅れてほぼ9月開催となってしまったので、きちんと夏に合わせてきたのは嬉しい限りでしたね。
ハロウィンほど長期というわけではないですが、スタンプラリー制度を含んだ中期イベントなので今後の更新も楽しみです。
お時間がありましたらどうぞ!
イベント概要
妖艶な雰囲気を漂わせつつ背後には大輪の花を咲かせたジャミルが華々しくお出迎え。身につけている衣装は沢山の飾りがついており豪華絢爛。しかし、ジャミルに似合うように控えめな配色で慎ましさを表現しているのが分かります。
そして、イラストも最高ながら個人的に一番最高だったのはイベントBGM。いつもイベント用に新規BGMが作られているとは思うのですが、今回のアラビアンテイストな音楽は本当に刺さりました。
昔からアラビア系の作品めっちゃ好きなんだよ…! ツイステの公式BGMアルバム出ないかな。
今回はSSR【ヤーサミーナシルク】ジャミルのほか、SR【ヤーサミーナシルク】マレウス、SR【ヤーサミーナシルク】ケイト、R【ヤーサミーナシルク】トレイが登場しました。
なお、私は正式にイベントが開始するまでSSRはジャミルだけど、今回のカードのレア度はSRケイト・SRトレイ・Rマレウスだと予想してました。流石にマレウスでRはないかなとも思ってましたが、既にケイトとトレイがイベントRカードを持ってたので必然的にマレウスか…と思い込んでいたのです。
ところがどっこい、蓋を開けるとRはトレイでした。
確かにイベント参戦キャラクターとして発表されたのは1番後だったけどさ…!! 割と直近にマスターシェフでSR出たけどさ…!! トレイの季節イベントのパソストが毎度1話オンリーなのは悲しい!!
本イベントのインスパイア先
スカラビア寮のインスパイア元でもある『アラジン』にインスパイアされていると考えられます。今回のイベント背景が私にはアグラバーにしか見えません。ストーリー内で出てくる熱砂の国に伝えられる伝承もほとんどが『アラジン』に由来しています。「青年とお姫様の恋」の話や「お腹を空かせた子供たちにパンを分け与える」話、「友人とメロンを分け合った」話など、原典を知っていればさらに楽しめること間違いなし。
また、衣装がほぼ間違いなく『アラジン』のヒロインであるジャスミンのカラーリング。こんな美しい緑がかった鮮やかなライトブルーの衣装を持ってくるのは絶対意識してる。ヘアバンドの花もジャスミンらしいので彼女の衣装が間違いなくモチーフでしょう。ほんとこの衣装好きすぎる……こういうの好きなの、マジで(語彙力の消失)。
さらには、ディズニーシーの『シンドバッド・ストーリーブック・セブン・ヴォヤッジ』も元ネタに含まれるかもしれません。
本編中に運河の話があったことやカリムの実家アジーム家が交易で栄えた点からシンドバッドが連想されました。
ジャミルたちの故郷は「絹の街」と言われています。中国と聖域を結ぶ道シルクロードに因んでいると考えられ、この街の通称からも「交易」を意識していると思われます。商売で名を上げた千夜一夜物語のシンドバッド、彼はイスラム商人の象徴です。ハロウィーンイベントでかつてのディズニーリゾートのイベント『ザ・ヴィランズ・ワールド』や『スプーキー・ブー』などが元ネタと言われていたこともあるので、『シンドバッド・ストーリーブック・セブン・ヴォヤッジ』も可能性としてはあるのかもしれませんよね。
もっともこじ付けが過ぎるので、真相はわかりません。ただ個人的にディズニーシーで最も好きなアトラクションなので、インスパイア元で有れば俺得だなと思って長々と書きました。コンパス・オブ・ユア・ハートはいいぞ!
あらすじ
熱砂の国にて執り行われる恒例イベント「アリアーブ・ナーリヤ」をカリムの実家アジーム家が主催することにより、里帰りすることになったカリムとジャミル。そんな2人は学園長に雑用を押し付けられたグリムと監督生から声をかけられる。
「アリアーブ・ナーリヤ」とは、熱砂の国の古語で『花火』を意味し、今では日本の縁日さながらの花火大会を指している。街にはバザールや屋台が立ち並び、一部の有力者がちょっぴり私服を肥やしつつも熱気と活気にあふれる行事で、熱砂の国の魅力を伝えるには打って付けだ。
おもてなし好きのカリムは善意100%でグリムと監督生を誘い、ついでに友人である軽音部のメンバーを誘うのだった。ナイトレイブンカレッジでも(おそらく)一番の陽キャラ集団である軽音部ケイトとリリアは友人を1人ずつ呼んで良いことになった。
ケイトは熱砂の国の変わったスイーツに興味を持つトレイを誘い、トレイもそれを快く了承した。料理上手のジャミルがお勧めするメニューにも強い関心を持っている。
そして、リリアは社会見学と称してマレウスを誘った。全員がシルバーを同行させると予想していたがために茨の谷の次期当主の登場に驚きを隠せない。しかし、当の本人は急な腹痛に見舞われて欠席となってしまった。
旅行のメンバーが揃い、学園長に見送られながら、グリムたち一行は熱砂の国へと向かう。想像できない規模のアジーム家に驚かされつつ、VIP待遇を受けながらも「アリアーブ・ナーリヤ」を楽しむのだった。
ストーリー感想(微ネタバレ含む)
まず初めに、もっともらしい理由をつけて拒否するジャミルと拒否権をなくそうと脅迫するグリムは見所のひとつ。お互いに自分の主張を通そうとするその様は紛うことなきヴィランです。ありがとうございました。
結果的にジャミルが折れる(そうしないとイベントが進まない)ので、今回に限ってはグリムに軍配が上がりました。おかげで監督生もアリアーブ・ナーリヤに参加できます。
個人的ハイライトは、リリア腹痛棄権により単騎参戦のマレウス。
……リリアが……腹痛……? むしろ鉄壁の胃袋持ってるだろ。と思ったのですが、マスターシェフでリリアは消し炭料理食べなかったので、意外とヤバい料理には手を出さないのかもしれません。(自分の料理を棚上げしてるね!)
ガチ腹痛なのかマレウスに1人で社会見学させるための仮病なのか真偽は分かりませんが、とりあえず楽しみすぎて3時間も前から待機してるツノ太郎。遠足前の眠れない小学生かよ。
しかも行けない雰囲気を察すると雷は鳴るし、どんどん顔が険しくなるおまけ付き。
気楽な主人たちの影響で胃痛の従者を横目に、第三者たちは楽しんでいるのも笑えます。いいぞ、もっとやれ。
熱砂の国観光もとても面白かったです。博識なジャミルと同行者が3年生ばかりのため熱砂の国の歴史に関して掘り下げる内容が多く、ガイドツアーを実際に体験しているように感じる不思議なシナリオでした。
あとは舞台が熱砂の国だからこその人物も登場。えげつねぇ美人が突如現れたときは「これはまさかの!!!」と興奮しまくりましたね。ちょっと生意気そうだけど、ちゃんと慕っているんだなぁと分かる関係性にニコニコします。
ストーリー的には多少の事件は有りつつも非常に安定していました。3年生と落ち着いたジャミルがメインキャラだからでしょうかね。伝承としてインスパイア元のディズニー映画も強く感じられるイベントでとても楽しかったです。
イベントのゲーム性
イベント開幕と同時に「手持ち花火」が10個配布されます。
手持ち花火は今回のイベントストーリー解放アイテムです。各授業をこなすことでアイテムが獲得できます。これまでのような魔法レベル育成用のアイテムがないため、集めるものは単純に授業を回すのみなので楽でした。ただ周回アイテムの排出率は安定の少なめ設定なのでかなり回数をこなす必要はあります。
さらに、昨年のハロウィンイベント『スケアリー・モンスター』と同形式のシステムが導入されており、ミッション報酬として「ココナッツジュース」があります。ココナッツジュースはサムのショップでイベントアイテムと交換するために使うため、スタンプミッションにはログインボーナス課題があるため最低でも3日はかかりますが、与えられるミッションはなるべく早く達成させましょう。
第一弾のスタンプはトレイ、第二弾はケイト育成がメイン課題になっています。第三弾でもトレイとケイトの育成が続きますが、ミッション台紙に表示されるミニキャラはジャミルでした。
いつも通りR【ヤーサミーナシルク】トレイはイベント期間限定参加で配布覚ます。正式加入はイベントクリア後です。ストーリーさえクリアすれば獲得できるので難易度は易しめ。
SR【ヤーサミーナシルク】ケイトも同様に正式加入は条件を満たした後のみ。正式加入条件は手持ち花火500個獲得とイベントクリア後。これまでと比べると、個数的には減っているため、思いのほか優しめの加入条件だったように感じます。私の場合は、第2弾更新前から集めていた分で余裕でクリアしてました。
また、第3弾ミッション更新時に追加されたゲーム要素にリズミックがあります。リズミック周回によって回収するアイテムはないため、気軽に楽しめるミニゲームです。
サムのショップは今回ココナッツジュースショップ、手持ち花火ショップ、そして魔法石ショップでイベント限定商品が売られました。ココナッツジュースショップでは、グルーヴィー専用アイテム「ヤーサミーナシルク」や各種イベント専用背景などが交換できます。いつも通りの「覚醒の香水(SSR)」や「マジカルキー」もココナッツジュースとの交換です。
手持ち花火ショップではSR【ヤーサミーナシルク】ケイトが1枚につき320個、R【ヤーサミーナシルク】トレイが1枚につき100個で交換できるようになっています。手持ち花火はストーリー解放にも使うため、かなりの数の手持ち花火が必要になります。とはいえ、ストーリーをすべて達成したうえで余った手持ち花火で交換することになるため、イベント期間が長いこともあり、それほど困難な交換レートではございません。
魔法石ショップで売られる「汚れたランプ」は今回初導入のコレクションアイテムです。しれっと魔法石ショップに魔法のランプと思わしき商品を並べるサムさん。なんの効果もないのですが、コレクションアイテムと言われると欲しくなるのはオタクの性ですね。ええ、もちろん買いましたとも。
ガチャ戦績
今回のガチャはジャミルとマレウスです。この2人が並ぶとなんか妖艶だな。
いつも通りの10連ガチャにチャレンジ。今回のカードも欲しくなりましたが、いつ推しがイベントで抜擢されても大丈夫なように魔法石及びマジカルキーは節約に限ります。
なんか凄いことになりました。
SSRのジャミルは出ませんでしたが、代わりに大量のマレウス。4回連続で登場してくるとは思ってなかったので、1人で笑っていました。しかもRにしてもディアソムニア勢の引きが強い。10回中8回がディアソムニアでそのうち6回分がマレウスって、私の端末はラギー以外にマレウスも推しだったのか?
今回は残念ながら戦闘イベントでないためジャミルのDUOを見ることができなかったのですが、調べたら相手はケイトらしいですね。
まとめ
ナイトレイブンカレッジから飛び出して、別の異なる場所に来訪するイベントは初めてで、とても新鮮でした。もちろん前回の長編ストーリーイベント『バルガスキャンプ』もある意味では学外なのですが、あちらは野外学習的立ち位置だったので、観光という意味で外に出たのは初めてです。
そもそもかつてキャラクター達の出身地がこれほど深く掘り下げられたことは有りませんでした。だかたこそ、今回のイベントでは熱砂の国の様々な設定を知ることができ、新鮮味を強く感じたのだと思います。キャラクター達には出身地が全員それぞれ決められており、各国ごとに特色があるのは察していましたが、熱砂の国の設定の作りこみを鑑みると今後登場する国の設定も楽しみでなりません。
プレイヤーがツイステッドワンダーランドで旅行している疑似体験風シナリオは、昨今流行りのバーチャル旅行のようでした。随分と落ち着きも取り戻しつつありますが、今もなお情勢的にはコロナで旅行が憚られますからね。せめてゲームの中だけでもキャラクターたちと共に旅行を楽しみたいものです。
皆さんも是非とも最後までイベントを楽しみ、お土産「『絹の街』満喫セット」を購入してみてくださいね。