はねこ日記

趣味の話してます。ディズニーや創作活動の話題中心。

【ドールお迎えレポ①】毎日ドールサイトを見て回り始めたらドール沼に落ちるのも秒読みである

こんにちは、はね子です。

先日、ドールイベント「アイドール名古屋」で衝動的にMDDドールをお迎えをしました。

ここのところ寝ても覚めてもドールのことばかり考えてしまうので、せっかくなのでブログネタに昇華しようと思います。

本記事は、初心者ドールオーナーによるお迎えレポです。間違った知識などが含まれる可能性がありますが、私自身の備忘録が今後ドールを検討する誰かの役に立つことを願って綴って行きます。

興味がある方は、どうぞ暇つぶしのお供にお読みください。

自己紹介

まずはお前は誰なんだと思われていると思うので自己紹介を。

私は京都在住のしがないアラサー女。好きなものはツイステッドワンダーランド(以下、ツイステ)とディズニー。ツイステの推しであるリドルくんのぬいぐるみを昼夜持ち歩き、ぬい活に勤しんでます(私がぬいを連れまわしていることに対して家族・友人共に疑問を持たなくなった程度には歴が長いと自負してます)。

現在はぬいぐるみが中心ですが、昔からミニチュアが大好きでした。小学生の頃にシルバニアファミリー、中高校生時はリーメントのぷちサンプルシリーズ。大学生時に一度離れたものの社会人となり再びディズニーを介してミニチュアに戻って来ています。申し訳程度のドール要素として小学生までではありますがリカちゃん人形が好きでした。

また、ドールを認知していない時期に、今回お迎えしたMDDドールの販売元であるボークスの新卒採用説明会に参加した経験があります。理由は単純に地元のホビー会社だから。安直である。

つまり、いつドール沼に足を突っ込んでも不思議でない、素養だけはバッチリな人間でした。

本レポは、そこそこドール界隈に片足ツッコみかけてたタイプの女がずぶずぶにハマる経緯というべきかもしれません。

 

ドールに興味を持ったきっかけ

素養はあるといえども、私が実際にドールにハマったのはここ3カ月の話です。

先述した通り、ボークス社に新卒採用説明会に行ったことで、スーパードルフィー(以下、SD)やドルフィードリーム(以下、DD)を認知したのは大学生時だったのですが、説明会の後に店舗や販促ポスターなどを見た当時は「高いから要らんな…」と普通の感性を持っていました。

ドール界隈の者ならスタンダードモデル一式約5〜10万円なんぞ安いと感じるかもですが、一般論ではマジで高いです。ウィッグやら衣装やらにこだわれば価格はもうプライスレス。下手したらボーナス吹っ飛ぶ金額してるんですよ。そこらの学生なんぞに買える代物ではない。カスタムヘッドとかになれば頭一つに数万かけることもザラなので一般人に気が狂ってると思われても仕方ないと思います。なお、3カ月程度の新参者の私はだいぶ感覚とち狂い始めてて「え、このヘッドが3万ですか…? や、やっすぅ~」となります。こうなったらあとは堕ちるだけである。

では、なぜ当時は全く刺さらなかったドールたちに興味を抱いたかというと、きっかけはX(旧Twitter)に載せられたリドル君ドールでした。

悲しいかな私はツイステに対して中々の地雷持ちだったことが発覚し、なるべくSNSで公式外の情報をほぼ追わなくなっていた中、唯一『#twstぬい撮り部』だけ見ることができていました。私自身がぬい撮り女ですからね。他の人のぬい撮り写真を見てニチャァするのが癒しだったんですよ(クソ雑魚コミュ力の結果、ぬい撮り部の人と繋がることはなかった)。

そして、芋づる式に見ることになったのが『#twstドール部』。ツイステ界隈は『ねんどろいどどーる』が主流です。「ねんどろいどどーるもええやん…」となり、初めに手持ちのミニチュアで遊んで以来ただ飾られているだけのねんどろいどにドールボディを付けてやろうかと画策してX(旧Twitter)の投稿を漁っていたところ、見つけてしまったのです。

リドル君に似せて作られたカスタムドールを……! 光輝いてた(断言)。

その後、積極的にドール部タグを回ると出るわ出るわのツイステドール。もちろん公式が出しているわけでないため、すべてオーナーさん自身が頑張ってカスタマイズした努力の結晶。リドル君はリドル君でも1人として同じドールはいないのです。世界にただ一つのリドル君なのです。

――世界にたった一つ。

これこそドールの魅力だと思った瞬間でした。素体は同じでも、メイクが一つ一つ丁寧に施されるので絶対に同じものは生まれません。また、カスタム次第で印象はガラリと変わり、各オーナーの個性が光るのです。

「ドール……面白れぇじゃねーの……!!」

こうして、ドール自身にも興味を持ち、個人的にドールを調べ始めるに至ったのでした。

 

情報収集

まずはドールを手に入れるために情報収集にかかります。ドールを認知していたとはいえ、界隈用語すら分からないズブの素人です。紆余曲折を経て現ドールをお迎えしたので、情報を集めている方の参考になれば嬉しいですね。

版権ドールの難しさを悟る初期

私が情報を集め始めた時点では「リドル君ドールが欲しい!!!!!」となっていました。そもそもドールに興味を抱いた理由なわけですから当然の流れだと思います。

そういうわけで版権ドールについて調べることにしました。

版権ドールは大きく2種に分かれています。

1つ目は公式とコラボしたドール会社によって製作されたドール。

2つ目は個人によってカスタマイズされたドール。

細かく分ければもっと分けられるのかもしれませんが、初心者の知識なのでご容赦を。

国内のドール会社はいろいろありますが、積極的にコラボをするのは『ボークス』と『DOLK』の2社です。

ボークスは先ほどから何度か出てきていますが、京都を本社とする国内ドール最大手で、SDやDDなどのドールを取り扱っています。過去にはSDドールがディズニーともコラボしており、『シンデレラ』『ラプンツェル』『アナと雪の女王』などがラインナップにありました(アナ雪コラボドールのエルサはディズニー側のサイトで見かけてスゲェと思った記憶がある)。国内アニメとのコラボが盛んなのでDDは定期的に話題の作品とのコラボドールが発表されている印象があります。たぶん最新作は『葬送のフリーレン』のフリーレン。

DOLKは主に海外ドールの代理購入会社。DOLKはあくまでも仲介業者のような存在なので自社商品があるわけではないのですが、海外のドール会社と連携して漫画やアニメなどとコラボドールを実現させています。ツイステ民なら神と崇めている枢やなさんの『黒執事』もDOLKによってコラボドールが実現しています。こちらも定期的にキャラクタードールが出てくるのですが、なんとなく大人気作というよりは手堅く人気な作品とコラボしている印象が強いですね。たぶん最新作は『モノノ径』の薬売り。

ちなみに、ドール好きになるきっかけ漫画として絶対あがるであろう『ローゼンメイデン』はどっちの企業ともコラボしてる。強い。

ドール会社によるコラボドールの良さは、第一に公式がバックについているので安心して愛でられること。第二にプロが手掛けているので品質に間違いがないことです。

一方で、自分の求める作品がドール化するかは運であり、運よくドール化しても受注枠から漏れたり抽選販売で外れたりで迎えられない悲劇が起こります。あと単純にコラボ手数料なのか値段は跳ね上がります。

私が求めるツイステはそもそもコラボドール化してないのでどう転んでも公式からのお迎えは不可能でした。よって、リドル君をお迎えしたいのなら2つ目のカスタムドールが不可避だったのです。

カスタムドールとは、各ドール販売会社から素体だけを購入し、自分でメイク・ウィッグ・衣装などを手掛けてパーツごとに組み立てていくドールのこと。すべてが自分次第なので拘ればこだわるほど自分の理想が再現できます。

先に述べておきましょう。今この記事を読んでいるあなたが私のようなドール初心者であるのなら、カスタムドールには手を出すべきではないです。もう少し厳密にいうのなら、版権ドールを作る目的でカスタムドールに手を出すのは辞めておけ…です。

なにがなんでもカスタム版権ドールが欲しいのなら、とりあえずドールを1体お迎えしておいて、その子を愛でながら技術を養うことをお勧めします。

そもそもカスタムドール自身にお金が必要です。そりゃセットで一式揃っている子を購入するよりも自分の好きにチョイスした子がはるかに懐事情を圧迫するのは当然ですよね。量産品とオーダーメイド的な違いです。ドールに同じ子は一人もいないと言っても、色が出やすいのは間違いなくカスタムなのです。

ただでさえお金がかかるカスタムドールに、版権要素が加わると技術力が求められてきます。個人で二次創作の一環として制作するならいざ知らず(ただし、版権元のガイドラインは守りましょう。ツイステは非営利でモラルを守っていればお目こぼししてもらえているのでギリOKのラインと解釈してます)、他者を巻き込むと著作権などの問題が発生するので、基本的に依頼は不可能だからです。自分1人でキャラクター風の顔メイク、ウィッグ制作、衣装制作などを行う必要があります。「推しの為ならメイクもウィッグも衣装も作ってやらぁ!!」という気概がある人に私はめちゃくちゃ憧れますが、元から作業に慣れてる人か忍耐力がある人かドマゾ以外はやめておくほうが無難でしょう。作ってるうちにドールに飽きたら本末転倒だぞ!

私は版権ドールを作ることは不可能と悟り、とりあえず単純にドールをお迎えしようと思い立ったのでした。ここで「じゃあドールはやっぱりやめよう」とならなかったあたり、始まりはツイステでも結局はドールそのものに惹かれたんだなと実感します。

ドール界隈の闇に触れた中期

希望のリドル君が作れないと分かり、それでもドールは欲しいからと情報収集をつづけた私ですが、リドル君を将来的には作りたさが残っていたので「費用を抑えられないかな?」などと思っていました。

とにかく予算で約10万は見越しておかないといけない状況が辛く、せめて総額5万程度で…と思っていました。

そうしてたどり着くのがAmazon楽天市場などでの販売元が不明なドール。驚きの安さで1万円以下でお迎えできる子もいます。私はボークスに売られているドールの相場を知っていたので「これは怪しすぎる…」となり、即座にAmazonなどでは買わないでおこうと決意しました。

こういった安いドールにはやはり理由があり、そのたいていがリキャスト(既存のドールから型を取り、勝手に量産したもの)です。元の販売会社が試行錯誤しながら開発した商品を、ろくな苦労もせずに無許可で製作・販売しているわけです。リキャストした側には思い入れもないので、何も知らない初心者に安く売り叩いています。この説明だけでリキャストが如何にダメなのかが分かってもらえると思うのですが、より詳しい説明は有識者がしてくれています。個人的オススメは『好事家ジュネ』さんのチャンネルなので載せておきますね。これからドールを始める方にはぜひ見てほしいチャンネルです。

また、Yahooオークションやメルカリなどのような個人出品による販売にも注意が必要です。多くの出品者は善良的なのですが、おかしな出品者は破廉恥な愛で方をしたドールやディーラー(個人でドールメイクや衣装製作などを手がけている人)様から購入した正規金額よりも高値を付けたドールなどを売り出しています。このあたりの見極めが初心者にはとても難しいので、初回は正規店を通したお迎えが無難になります。質問をすると丁寧に答えてくれる出品者であったり、過去にもドール用品を出品し取引母数が多くて高評価であるのなら比較的安心して取引できるので、絶対にダメというわけではありません。見極める自信がないな…という場合に限り控えるべきというわけです。

私はこれらの問題点から1人目は絶対に正規店を通そうと思い、予算10万円でドールを迎える決意をしたのでした。

他者のお迎えレポを読み漁った後期

ドールを正規店を通して迎えることを決意した私は、あとはどの子をお迎えするかだけになりました。

ただ、ここで発生した問題が「お迎えするドールを選ぶ基準って何…?」でした。

何度も記しますが、私は当初リドル君ドールが欲しかったのです。しかし、リドル君に寄せたドールをお迎えしたいとは思えませんでした。リドル君に似たヘッドを見つけることはできてもウィッグや衣装が絶対的に存在しない以上、それはリドル君もどきであると見なしていたからです( そもそも公式が作ったわけでないのだから元から偽物だろと言われたらその通りなんですが)。

ドールをお迎えしようと決意し、必死に情報を集めていたので今更辞めるのも釈然としません。何よりドールは可愛いし、とりあえずドールが欲しい気持ちは溢れてました。

つまり、「理想のドール像がないのにドールが欲しい」という状態に陥っていたのです。

そこで、他のドールオーナーがどう言う基準でドールをお迎えしているのかを調べるために、お迎えレポを読み漁ることにしました。

お迎え方法はそれぞれのドールオーナーによってまちまちでした。正規店を通して購入した人、即売会で購入した人、フリマやオークションなどのアプリで購入した人…など、だいたいこの3通りで正規店購入が割合多めな印象でした。

購入方法は三者三様にもかかわらず、お迎えしたドールとの出会いは基本的に一目惚れがほとんどです。純粋に一目惚れしちゃったというレポを書く人が多いのですが、もう少し具体的に書いてくれる人もいます。例えば、ドール店を巡っていてふと目に入った子が頭を離れずお迎え、即売会のお品書きで一眼見て購入を決意しお迎え、ドールにさして興味なく知り合いの付き添いでお店に行った結果なぜか自分もお迎え…といった感じです。

ドールのお迎えには運命的なものがあるのかもしれません。実際、お迎えを終えた私もドールとの出会いは運命だったと思い込んでます。もちろん唐突すぎてお迎えするかをめっちゃ悩んだし、悩んでる間に購入されてしまって居なくなっちゃうんじゃないかってめっちゃ不安だったんですが、結果的にウチに来てくれたワケなので運命感じない訳がないんですよね。たぶん他のオーナーさんも皆そういう感じでドール達と出会っているのだと思います。

このような他のドールオーナーさんのレポから、ドールとの出会いは直感的なものがあるのだろうと結論づけました。「急がずとも情報を追ってさえいれば、いずれ私の元にドールは来てくれる」と余裕を持つことができたのでした。私のような初心者さんで「とりあえずドールが欲しいけど、どの子お迎えしたいとかの希望が特にない」という方は、焦らず待ってみてもいいのではないかなと思います。きっとその方が貯金もできて本当に必要な時に即座にお迎えできると思います。

ただし、一つだけ注意点を。ドールはその性質上一期一会なので、必ず販売サイトなどを毎日巡回し、商品情報を仕入れるようにはしましょう。情報すら見ていなければ好みの子を見つけることもできません。そうしてどんどんドールへの関心自体が薄れてしまいます。本当にドールが欲しいのなら、離れすぎないようにだけ意識しましょうね。

私の場合、初回は正規店からの購入にこだわっていたので、初めてのお迎えはDOLKのキャストドールにしたいと思い、DOLKのオンラインサイトを毎日眺めるようになったのでした(え…お前MDDをお迎えしてるくね…? と思った勘のいい方、今はしばし目を瞑っていてね⭐︎)。

 

番外編

恐らくドール情報を追っていると目に触れる機会があると思われる、さとうはるみさんの『ドルおじ#ドールに沼ったおじさんの話』(以下、ドルおじ)という漫画をご紹介します。

まだリドル君ドールが欲しいなぁと漠然と思っていた時期に私はこの漫画に出会いました。LINEマンガで見かけたのですが、ドールを検討していた私にとってはあまりにタイムリーなタイトルで直ぐに無料配信分を読破。あまりに面白かったので、そのまま一巻をKindleで即購入し、先日二巻が発刊されたのでもちろん購入しました。

さて、このドルおじ。作者さんが生粋のドールオーナー(なんなら自分でドールそのものを作っていらっしゃる)であるが故に、ドール界隈の知識などをはじめとしたお話がふんだんに盛り込まれています。単純にお話としても面白い上に作画が恐ろしく美しい。作者さんの実体験を元にしたであろうドールあるあるなどの小話や、実店舗に取材をされて秋葉原にあるラジオ会館(日本のドール店舗がほぼ集約してる)などの話が出て来たりします。ドルおじを読んだことで京都在住の私も実際に秋葉原に行って聖地巡礼しました。ドール店舗を回るだけでもかなり楽しかったです。

それだけで漫画として最高なのですが、主人公の矛橋真澄さんがドール初心者という設定も相まって、ドール初心者にとっての教本になります。多くはないですがコラムとして掲載されているドールに関するQ&Aのコーナーは非常に役立つ代物です。ちなみに、その中でも初心者は正規店を通してのお迎えがオススメと書いてます。主人公の真澄さんは初手オークションだけど。

ドルおじに影響を受けてドールオーナーになった人もいるみたいなので、気になる方は読んでみてくださいね!

 

まとめ

まだまだお迎えした日のことについて全く触れられていませんが、非常に長くなってしまったので一旦締めさせていただきます。

今回はきっかけやドールをお迎えするまでに私がやっていたことを綴ってみました。正直、本レポで長々と綴った割にドールをお迎えした今となっては情報収集がしっかりとできておらず、お迎え後に「これってどうすればいいの…?」となることもしばしばあります。結局はお迎えしてから勉強していけばよいことなので、とりあえず欲しいと思ったなら即購入でもだいたいは問題ないのかなとは思いました(とはいえ、リキャスト等にはご注意を!)。

ドール沼に触れて感じることは、界隈全体がとてもやさしい人が多いということ。京都在住なので今回お迎えしたMDDの製造元のボークスさんにも何度か立ち寄らせてもらったのですが、そのたびにアドバイスをくださります。また、名古屋でのイベントでもディーラー様たちが優しく接してくれるので、コミュ障を爆発させている女でも楽しく過ごすことができました(うちの子になったドールちゃんのディーラー様は私が悩みまくってブースの周りウロウロしてたにもかかわらず、「さっきも来てくれてましたよね!」と声掛けてくれて本当に感無量でした…)。ドール界隈は優しい。

次回は初心者ドールオーナーがやらかしがちなことにまんまとはまったアホなお話です。数日後には更新する予定なので、もしよろしければご覧くださいませ。

それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!