こんにちは、はね子です。
先日、vhsデッキを発見して現役で利用できると分かったので、『南部の唄』をメルカリで買いました。
vhsとはいわゆるビデオテープのことで、DVDやBlu-rayが普及する以前には広く利用されていた映像記録媒体です。そして、昨今では既に生産停止された過去の遺物となっております。
かつて私もvhsには大変お世話になり、たくさんのディズニー映画や短編アニメーションを見ておりましたが、今では一つさえも残っておりません。母曰く、引越しのタイミングで家庭で撮ったビデオ以外は捨ててしまったらしいです。当時はドナルドのプロパガンダ作品を含む短編シリーズも持っていたので、今となっては滅多に見れないプレミアム作品なので惜しい事したなぁ…という気持ちが少しだけありますね。
そんなプレミアムな作品の中でも、極めて希少性の高い作品が『南部の唄』になります。
『南部の唄』は東京ディズニーランドの3大マウンテンのひとつスプラッシュマウンテンの原作映画です。
実写とアニメが融合した映画でディズニーの他作品で言えば『メリー・ポピンズ』や『ロジャー・ラビット』などがありますね。最近の映画で言うなら『劇場版 トムとジェリー』でしょうか。
アトラクション中に登場するうさぎどんやきつねどん・くまどんなどは、アニメパートに出てくるキャラクター。他にも途中に蜂に追われたり、荊棘の茂みに落とされるなどのスプラッシュマウンテンのストーリーも『南部の唄』から引用されています。
ちなみに、ディズニー好きだと一周まわってだいたい皆知ってますが、そこそこに好きっていうライトの方なら『南部の唄』は知らなくとも『ジッパ・ディー・ドゥー・ダー』の曲を聞けば「まさかのあの曲…!?」となると思います。
コロナの影響で2年ほど行っていないので現在は異なるかもしれませんが、京葉線の舞浜駅のホーム到着メロディも確かこの曲だったと思います。
CMとかにも使われがちなので、耳にしたことは多いかと。
興味がある方は是非ともYouTubeなどにもあるのでご視聴ください。
さて、ディズニーでも有数の人気アトラクションであるスプラッシュマウンテンの原作『南部の唄』。
ですが先述した通り、ライト層にはあまり知られていないのも事実なのです。
というのも、こちらは所謂いわく付き作品。
かつて日本ではvhsとレザーディスクの2媒体で生産されていたようですが現在はともに廃盤となっています。
ディズニー社は『ディズニー+』であっても配信はしないと明言し、本国アメリカでもアトラクションの題材変更まですることになっています。
ここまで徹底的に表舞台に立たせないようにしている作品も珍しいですよね。如何に問題視されているのかが伺えます。
ざっくり言うなら人種に関するセンシティブな内容が関係していますが、敢えて具体的には書きません。気になる方はWikiにも載っていますのでご覧ください。
個人的にはフィクションである創作物に対して過剰反応のように感じ、作品としては名作の『南部の唄』が廃盤になってほとんど知られていないことには残念だとは思ってしまいます。まぁ、こればかりは価値観の相違なのかなと。
ちなみに某コメントが流れる動画サイトで見ることはできます。私も実はそのサイトで見てしまいました。グレーゾーンなので流石にブログには載せませんが、検索するとすぐにヒットします。ご視聴は自己責任でお願いします。
そんな廃盤となった『南部の唄』の平均取引値は約三万から五万円(2021/06/12現在)です。既にジャンク品と言っても過言でないvhsに対してとんでもない値段がついていらところからも、如何に価値の高い作品なのかが伺えるかなと思います。
私はメルカリで購入したのですが、出品していただいた方の保存が大変良かったのか全編通して問題なく見れました。
しかしvhsって割と機材によっても再生できなくなったりとリスクはあります。もし購入検討している方がいるのならお気をつけください。
また、コピーガードはしっかりついてるのでダビングするのは違法になるみたいです。これからはビデオテープをカビないようにするのと、vhsデッキが壊れないようにするのに細心の注意を払わなくてはいけなくなりました。個人的に楽しむだけならDVDダビングさせてくれ…!!
いずれ見れなくなる日が来たら、まさしくコレクション品となる未来が待ってそうですね。まぁ、なんとなく『南部の唄』が家にあると気持ち的にドヤれるので気分がいいです。はい、ごめんなさい。調子に乗りました。
最後に。
タイトルにも書きましたが、『南部の唄』を購入したことがバレた後(流石にアホやろと言われる未来しか見えなかったので黙っていたが、ポストイン配達でバレるというニアミス)、家族から「まだまだディズニーはニワカやからなぁ…とか言ってたけど、もう十分マニアやろ」と太鼓判を押してもらいました。
これからはなんちゃってディズニーマニアを語ろうと思います。
おしまい!