おはこんばんにちは、はね子です。
今回もツイステッドワンダーランド(以下ツイステ)のネタバレ感想(+考察)を書きたいと思います。紹介記事ではありませんので悪しからず。
前回のネタバレ感想はこちら。
ネタバレを好まない方は以前に書いた記事を読んでもらうか、公式ホームページにレッツゴー。
本記事は全編通してネタバレ有りなので、『続きを読む』を設定させていただきます。こちらを開いた時点で『ネタバレ上等!!』であることを了承していると判断しますので、宜しくお願い致します。
はじめに
私はツイステをプレイする際、乙女ゲーム(Not恋愛)的に楽しんでいます。なので、当然の如く主人公の顔グラを作成したため、女主人公の『ユウ』が存在します。
こちらの感想まとめでも以前Charatにて制作した主人公のイラストが登場しますのでご注意下さい。
episode1 : 真紅の暴君
アリスの回想
原典『ふしぎの国アリス』のワンシーンからの導入。プロローグが思いのほかディズニー感薄めのスタートだったため、一章でいきなりドーンとアリスが登場するとワクワク感が一気に高まりますよね。
回想に入るのは決まって主人公が寝ている時。それも鏡を介しております。この設定は『ミッキーの夢物語』と類似しています。
むしろ邦題は夢物語ですが、原題はがっつり『Mickey Mouse Thru the Mirror 』。ルイスキャロルの不思議の国のアリスを読んでいたという設定付きなので、おそらくこれが元ネタだと予想しています。主人公は鏡の世界を行き来してるわけではなさそうですが、主人公の本来の世界が鏡の外側だったりするんでしょうか? 今後、かなり気になるところかなと思います。
ところでディズニーで鏡といえば私は『ミッキーマウスの不思議な鏡』という任天堂ゲームキューブのゲームを思い出すのですが同士はいるでしょうか?
評価は別れる作品かなとは思いますが、私はかなり好きな作品なのでお勧めしておきますね。
話を戻して、回想に出てくるのはクローバーのトランプ兵。原典もクローバーの兵たちなので変わったところはありませんが、寮長補佐のトレイがクローバーなことに理由を考えてしまいます。原典のクローバー兵は首を飛ばされる可哀想な役回り。トレイとは少し異なる印象を受けますが、特に深い意味はないのかな…?
真夜中の訪問者
首輪つけて登場のエース。こいつ初日から何やってんだ。
話を聞くとどうやら寮長のケーキを摘み食いしたらしい。
ハートの女王の石像燃やして、バツ掃除をトンズラしらシャンデリア壊して、ケーキを勝手に摘み食い。これ、全部たった1日の出来事ですよ?
グリムも思わずこの呆れ顔。
さらに話を聞くと謝ってさえませんでした。
簡単に協力しないし、簡単に非を認めることもしない…まさにヴィランズの卵。
まぁ魔法を封じられオンボロ寮の2人を頼りにやってくるあたり、ちゃんと友人になったんだなと思い、ほっこりはしました。
甘やかさねーけどな!!!
ところで朝早くに迎えに来てくれるデュースはいい奴ですね。
薔薇を赤く塗ろう
さて、寮長に謝って首枷を外してもらいにハーツラビュル寮に来た主人公一行。
庭園で白薔薇を赤く塗っているケイトに出会います。慌てた様子で薔薇を塗っているところは原典と同じシチュエーションです。
さて、ここで気になるのはクローバーではなく、ダイヤであるケイトが薔薇を塗っていること。
また原典では薔薇を塗るのと罪のなすりつけ合いはクローバーの「A(1),2,3」で行うので、「4」のケイトがたくさん薔薇を塗ることも違和感があります。
まぁ、こちらも特には理由はないのかもしれませんが。
ところで明るいキャラだろうな〜などと当初から思っていましたが、想像以上の陽キャぶり。そしてマジカメ映えに命をかける男、ケイト・ダイヤモンド。
ケイトはエーデュースにとっておそらく触れて欲しくない初日の退学騒ぎに茶々を入れてくるあたり色んな意味でいい性格していますね。
寮伝統の「なんでもない日」おめでとうのパーティーを開く準備をしているみたいです。原典でイカれた帽子屋と三月ウサギが開いている例のあのティーパーティーですね。上手い具合にアリス要素があって良いですね。
でも、この薔薇を塗るステージのリズミックは正直めっちゃむずかった…。
ハードモードの鬼畜っぷり。リズムゲー下手勢を苦しめるステージだと思います。一度だけだけどオールパーフェクト取れた時はめっちゃ叫んだよ。
理不尽な法律
薔薇を赤く塗る作業を手伝わされた後、首枷を外すため寮長に会いに行こうとするエース。
ところがここで『ハートの女王の法律』が行手を阻みます。なんとハートの女王の法律・第53条『盗んだものは返さなければならない』に反しているとのこと。
寮長のタルトを盗み食いしたため、エースは代わりのタルトを持ってくる必要があるのでした。
まぁ盗ったものを返すは当然の法律とも思えますが、ちゃっかりヴィランズなのがケイトぱいせん。
薔薇塗りの手伝いだけさせて追い返す、なかなか姑息な…いえ調子の良い人柄なようです。きっと長いものには盛大に巻かれにいくタイプ。
まんまとケイトの罠にハマり、退散することになるのでした。
キャラの濃い教師陣
登校1日目から容赦なく詰め込まれる授業の数々。
まずは魔法薬学。
原典は『101匹わんちゃん』。まさにクルエラ・ド・ヴィルの如きキャラデザのクルーウェル先生です。
気軽にクルーウェル「様」と呼べというあたり傲慢さがにじみ出てますね。だが、このイケメンっぷりなら許される。イケメンは正義。
さて、個人的には『101匹わんちゃん』は寮として来そうだなぁと思っていたので教師としての登場は驚きでしたね。
というか、ディズニーには『ディセンダント』という別のヴィランズメインの映画があるため、クルエラが勝手にヴィランズの中でも上位ってイメージがあったんですよね。ヴィランズメイングッズでもよく選ばれてるし…ね!
次に魔法史。
原典は『シンデレラ』。トレメイン夫人がモチーフのトレイン先生。愛猫ルチウスがいるところも同じです。個人的には原典のルシファーはかなり好きキャラだったので、しっかりと猫を飼っている設定が残ってあるところに好感を持ちました。
「えー、なんでルシファーが好きなん??」と疑問に思った方は是非とも『シンデレラ2』をご覧下さい。アナスタシアとルシファーの恋を応援する短編は兎に角可愛らしくて最高ですよ!
なおトレイン先生の授業中にルチウスが何度か鳴いているわけですが、ナイトレイブンカレッジには動物言語学があるので、この分野が得意な生徒はルチウスのぼやきが聞こえてたりするんでしょうかね?
あと、この時点でドワーフ鉱山の魔法石について歴史を習っているわけですが、魔法元年と呼ばれ出した時代がいつなのか、今が魔法何年にあたるのかが気になるところです。(ていうか、年号的な意味での「魔法」なのか??)
最後に体力育成。
原典は『美女と野獣』。モデルはガストンなバルガス先生。毎日生卵を飲んで鍛えた筋肉自慢がまさに同じです。ついでに恐ろしくナルシストで妙に暑苦しいところもそっくりですね。
正直なところ育成画面の印象が強いため、飛行術が体力育成授業の中核を担っているのかと思うと某英国の魔法学校物を彷彿せざるを得ないところは否めません。しかし、ストーリー内では意外にもグラウンド20周と腕立て100回。キツイことには変わりないですが、案外普通の体力育成授業だったので奇妙な親近感が湧きました。
しかし絶妙に原典のキャラクターの魅力を体現したキャラクターが教師陣として参戦していることには驚きでしたね。男子校設定なので生徒は仕方ないにせよ、出来れば教師陣には1人くらい女性キャラが居てもいいんじゃないかと思ったこともありますが、今後もしかしたらキャラクターが増える可能性も期待しながら待機したいと思います。
ディズニーにはまだまだヴィランズがいますからね!
個人的には、フック船長(『ピーターパン』)やフロロー判事(『ノートルダムの鐘』)、クレイトン(『ターザン』)などが来てくれると嬉しいですね。かなりのマイナー作品も取り扱ってくれるのであれば、『ロビンフッド』 のプリンス・ジョンや『オリビアちゃんの冒険』のラティガン教授、『コルドロン』のホーンド・キングなどですかね。『ビアンカの大冒険』のメドゥーサも好き。
運営さん、期待しております!!
バックレる天才魔法士(笑)
やられた。
休み時間にそれは起こりました。
自称未来の天才大魔法士グリム様がばっくれました。なんてこった。
監督不行き届けで責任問題です。ほんと勘弁しろ。
捕獲しようにも捕まえられない主人公に代わり、エースとデュースがグリムを捕まえてくれることになります。
ばっちし買収しましたけどね!!!
むしろ奴らは率先して買収されに来たよ!!
ていうか、エースはチョコレートクロワッサンでデュースはアイスカフェラテのチョイスたるや…お前らは女子か。
リズミックで捕獲の様子が見れますが、なにその大きな虫取り網。
魔法使えない点ではエースも同じなのに、やけにグリムを捕まえる自信あるんだなぁ…と思ってたら、かなり原始的な手段。デュースは魔法を使用してますが、体力育成授業で体力自慢してたわけなので結局はエーデュース揃って脳筋というわけですね。
テンプレモブ生徒
捕獲を終えて、食堂にやってくる一行。
テンション高めなグリムが食堂メニューを見てはしゃいでいます。ふわふわオムレツに鶏肉のグリル、ベーコンエッグタルトとなかなかに豪華なラインナップ。高校くらいの食堂ってもっとラーメン、カレーなどといった即席お安いメニューが揃い踏みな印象ですが、ナイトレイブンカレッジはグリルとかタルトとかオシャレなものが多いみたいですね。
さて、トラブルメーカーな主人公一行は早速先輩に絡まれます。メニューに浮かれていたグリムが先輩とぶつかりパスタの上の卵を崩してしまったらしい。
いや、どうせ崩すんやからええやん…という野暮な台詞は置いておいて、このモブ生徒の台詞が妙にノリノリなのが笑えます。後お約束すぎる展開すぎて笑えますね。
ちなみに倒した後もデュースにテンプレ不良と言われるほどお決まりの台詞で撤退していくのでなんか憎めないモブでした。
トレイによる、おさらい7寮講座
食堂で話しかけてくるハーツラビュルの副寮長ことトレイと陽キャラケイト。
ここで再度7つの寮についての解説をしてくれます。前回のプロローグよりも長めの解説でより詳しく紹介してくれるため、各寮の色がよくわかる説明があります。一章なのでまだ世界観に慣れ親しんだわけでもないため、このチュートリアルよりも少しだけ詳しい解説は雰囲気を掴む上でも嬉しい展開ですね。
基本的には遠巻きに見つけた各寮生を話題に取り上げるという展開で解説してくれます。
まぁ、色々突っ込みたいことはありましたが(主人公のマッチョイヌミミカチューチャ発言とかね)、個人的にはエペルへの評価が男の子らしくて好きですね。
しかもエースは女子と間違えたグリムとデュースに突っ込んでますが、エース【式典服】のパーソナルストーリー読んでたらエペルを一瞬女子と思ったと言う発言があるので耐性が付いていたと言えますね。あ、『きゅるるん❤︎』なんて効果音はつかないので安心してください。私の幻聴です。エペル君が出てくるとなんか可愛い効果音が聞こえる気がするだけです。
あと、この一連の流れから主人公も間違いなく男だとは思うのですが、気にしない気にしない〜
楽しみ方は人それぞれだよねー(棒)
恐怖政治
食事後にリドルがついに登場。真紅の暴君とタイトルコールされるだけあってリドルが登場すると空気が一気に物々しい雰囲気に。
そして、ここでもハートの女王の法律。
第271条『昼食後は15分以内に席を立たねばならない』。
第339条『食後の紅茶は必ず角砂糖2ついれたレモンティーでなければならない』
第186条『火曜日にハンバーグを食べるべからず』
以上の3つがでてきました。個人的には食後はなるべく早く席を立つ方が良いと思っているので1つ目はまだ許容範囲ですが、後の2つは本当に訳のわからないルールですね。
寮生達も当然不満はありそうですがリドルのユニーク魔法に恐怖して何も言わないみたいです。
まさに恐怖政治。
とはいえリドルの主張は『ルールは絶対に守らなければならない』の一つだけ。それは正しいことですし、間違いなく正論です。でも、正論だから良いとは言えないのが悲しいところ。世の中正論だけでは生きていけないんだよ。
まぁ、今回の場合はそのルール自体が訳がわからなすぎる上に数が多すぎるので、何が悪いかっていうとハートの女王の法律が悪いと言ってしまうのが1番な気がしますね。
正直トレイのフォローが泣けます。リドルは理解してくれる人が副寮長としてそばにいてくれて良かったね。
落ちるインク
ぴとん…と音を立てて落ちる黒い液体。
初見では「何この演出、怖っ!」と不安な予感を察知しつつも別段何か疑問を持ったわけではありませんでした。
ですがこれこそまさにツイステにおける重要な現象といって過言ではありません。
これが序章感想の時に少しだけ触れていた『オーバーブロット』の前兆です。
この演出は今後も定期的に登場し、そのたびに黒い染みが広がっていきます。何かを侵食していくような表現はそれだけで不安を募らせていくわけです。
ましてや序章の時点で割れたインクの化け物がいたので勘の鋭い人ならきっと何か関係があると察していたでしょう。私は華麗にスルーしてましたけどね!!!
さて、オーバーブロットについてはやっぱりもう少し情報が語れるようになってから語ります。というか1番考察が多い部分にはなるはずなので、字数制限はないけど長くなりそうなので一度ここまでにさせていただきますね。
まとめ
まさかの書き終わらないっていうね! ごめす!
仕方ないので前後編にしたいと思います。場合によっては中編挟まるかも。
正直、序章と比べると登場キャラクターも多いし更に細かい設定が開示されまくっている一章なので気になるところが多すぎるというのが、まとまらない理由な気がします。
あと、単純に私がハーツラビュル好きすぎるっていうね!!
仕方ないでしょ! 推し寮なんだから!!!
カードは嘲笑うようにサバナクローばっかり出てくるけどな!!!(でもサバナもめっちゃ好き!!! むしろ全部好き!!)
さて、そんな言い訳は置いておいて、序章は簡潔に世界観を堪能してもらうための物語であるように感じましたが、一章の特に前半はまだ説明部分も多いような気はします。
物語の進行を妨げない程度に授業の設定紹介や各寮のおさらいをしながらキャラクターも適度に紹介している印象がありますね。
情報過多でなかなか覚えるのは難しい…まさにストーリー中でも主人公が覚えられる気がしないとぼやいていた様子と同じ状態に陥ります。
でも、そんな説明が多い展開の中でもやっぱりメインはハーツラビュル寮であることが強調されており、一章が『真紅の暴君』というタイトルに偽りなしなところがとても良いです。
他の章をプレイするとやっぱり説明が多い部分には少し損しているのかな…と感じなくもないのですが、良い意味でハーツラビュルが汎用的な寮であるからか自然と解説役が似合っているような気がします。これはあくまでも私個人の感想にはなりますが。
この後からどんどんハーツラビュルのメイン章であることが浮き彫りになってくるので、なるべく早めに続きの記事が書けるように頑張ります。
では、大変長くなりましたがお付き合いしていただきありがとうございました!
また後編(もしかしたら中編)でお会いしましょう!