はねこ日記

趣味の話してます。ディズニーや創作活動の話題中心。

【日記】私がやらかしたゲーム作りの失敗談【ゲーム制作】

明日中にはゲームの完成目処がたったので呑気にブログ書き始めた、はね子です。

 

どんなゲームを作ってるかは、こちらの記事を見てください。正直この記事でも詳しい内容載っけてませんが。(公開した直後にリンクしてなかったことに気づいて後付けした草)

 

 

さて、昨日の1日で必要なスチルを描きあげて組み込んだので、あとは音楽や効果音の導入と細かい演出だけになりました。

制作期間が4月30日の夜からなので今で4日目です。明日には完成するので5日で作ったゲームになりますね。

音楽等なしで一通りプレイしましたが、言うまでもなくクソゲーです。公開するのが憚れるレベルですが、盛大に滑ってやろうと思います。

というか、ノリと勢いで書いた1日クオリティのシナリオを使ってる時点で良いわけない。

 

ちなみにサクサク読める人は15分、長ければ30分くらいのプレイ時間ですかね。ゲームプレイ時の注意点は物語がすこぶる浅いので深く考えずに読むことです。

 

ところで、こちらの作品は絵が描けないことを開き直ったゲームなので、いっそのこと練習がてらいっぱい描いてやれ!! っとなりまして、スチル枚数10枚になりました。

スチルを書く都合上達、少しずつシナリオも変更しました。おかげで酷いという言葉以外なくなるレベルに進化しました。なんでだろうね。笑

 

 

さて少しだけ真面目な話をします。

今回、私はこのゲームを作るにあたって目標は立てていました。今までの2つの失敗を元に決めました。

 

『とにかく完成させる。クオリティに拘らない』

 

もうこれにつきます。

というのも、今までの作品が全てクオリティを求めて、完成に至らなかったからです。以前の日記にも書いたんですが、唯一完成したファンタジーものはシナリオが終わっていただけでゲームにはなってません。それは自分の気にいる素材がなく、作ることを諦めたからでした。

 

どんな失敗をしたのか、その話をする前に私の人となりを説明します。

 

私は自分の作品は最高の作品だと自画自賛する傾向が強い人間です。少し間を開けるとなんだこれってなる作品でも、書いてる時は私天才やんってなるくらいには傲慢です。

 

だからこそ、ゲームのクオリティにこだわり過ぎるところがあります。

 

自分のシナリオのクオリティを棚に上げつつ、

 

①立ち絵やスチルはオトメイトのような綺麗なものでないと嫌。

②ゲーム背景は絵柄が統一されているものが良い。素材でバラバラも嫌だし、特に写真加工とイラストが混ざるようなのは嫌。

③オリジナルのOPムービーと主題歌がほしい。

 

こんな風に思ってました。

 

冷静に書き出してみると本当にやばいですね。たかが素人が我儘を言い過ぎです。(もっとも今でもこの条件でゲームを作ってみたいと思うくらいには諦めきれてはいないです。欲望ってこんなもんですよね。レッツ矛盾)

 

さて、そんな私がゲーム制作を始めたのは高校生の時。

 

高校生の時に考えた平安ファンタジー乙女ゲーム企画は、幸いにも協力してくれる同級生がいました。絵の上手な美術部の友人2人が、キャラデザとスチル担当と背景担当に分かれて手掛けてくれることになりました。そして、吹奏楽部の友人がオープニング曲やキャラクター用のイメージBGMを作ってくれることになりました。

 

当時の私の人脈どうなってんだってなりますね。

 

ですが、現実は厳しいものです。

私もシナリオを書く以外のスクリプトやムービー編集・ホームページ制作などやっていましたが、製作者と協力者の違いは作品に対する熱量です。

 

その企画のシナリオは約8万字でした。よくそんなに書いたな…と思わなくもないですが、私は企画者及び製作者なので出来たんですよね。

けれども友人はあくまでも協力者です。シナリオ読んで貰っていたので教えていなかった訳ではないですが、まさかそんな長い企画に参加させられるとも思ってなかったでしょう。初めのうちは快く一緒にキャラデザや背景構図、歌詞の案などを考えてくれましたが次第に離れていきます。私の説明は完全に疎かでした。

また、作り始めた時期も受験終了で卒業を待つばかりという暇な時期だったのも悪かったです。卒業後は自然解散で終了しました。

不幸中の幸いは、ゲーム企画について時間を割いてもらっていたのは私と教室で談笑している時だけだったので、イラストを描いたり音楽を編集したりと労力をかけてもらった提供物は1つもなかったことでしょう。

 

これが、1度目の挫折でした。

 

その後はしばらくゲーム制作から距離を置きましたが、大学2回生のとき再び作りたい欲がうずきます。

 

今度こそ完成させる、そう思いながら作り始めました。

相変わらずシナリオを書くことならできる私は、1人でシナリオを書き切りました。

 

が、ここで再び例のクオリティ厨が発症します。

 

理想の立ち絵がない。しかもスチルがない。嫌だ。

 

この時は高校生時の背景や曲にこだわりがありませんでした。1度挫折してたので、全部を揃えるのは無理と学んでいます。

ですが、イラストだけは強情です。

 

そこで私は自分で絵が描けないので、絵師さんを募集することにしました。

当時の私はまた生意気にも、『絵師募集かければゲーム制作に興味ある人なら受けてくれるんじゃね!? ていうか、自分の絵がゲームで登場したら絶対嬉しいよね! キャラデザとかは特に決めてないから自由にしてもらえるし、経験を積む意味で絵師さんにとってもWIN-WINやろ!!』という安易な考えをもってました。

 

ゲームを公開できる場として有名なふりーむ! には、ゲーム制作にチャレンジする人同士が集まる掲示板があったのです。多分今でもコンテンツとしては残っているとは思います。

とにかく私もそちらで募集をかけてみました。バイトはしてましたが授業数の関係上で週2のみだったので、お金に余裕がなく無料での募集です。

 

もちろん無料の募集は頓挫することが多いと当時から有名だったので、

 

①シナリオは完成済み

スクリプトは半分程度進んでいる

③音楽、ゲーム背景、UIシステム画像等はこちらで準備をする

④キャラデザなどはシナリオを読んで貰って、絵師さんの好きなように描いてもらう

⑤スチルは全部で6枚。シーンは指定しているが、構図や差分等は絵師さんの裁量に任せる

⑥制作期間は3ヶ月を予定。状況によって適宜変更。

⑦だいたいの雰囲気がわかるように、ゲーム公開用のホームページを作成し、リンクを添える。

 

以上のような内容を提示した上で募集をかけました。

ざっくりと1,2,3,7は進行状況についての提示、4,5,6は絵師に求める条件の提示になります。

 

幸いにも約10人が応募してくれました。

無料だと分かった上で応募するなんて、本当に世の中は優しく素晴らしい方が多いものですよね。

全員を採用したいと思いながらも、絵柄の統一を目的に採用を1人としていたので選ばせてもらい、その方と二人三脚で頑張ることになりました。

 

結論を言えば、結局完成はしていません。

相手側の音信不通から始まりましたが、私も途中から「あ、もうこれ無理やな」となってしまい連絡をしなくなりました。

初めは1日でラフをあげ、2日後には清書したものを送ってくださっていましたが、次第に1週間、2週間と連絡がなくなり、その都度こちらから催促をかけるのが心苦しくなったのが原因です。だって無料ですから。

 

製作者としては意地でも連絡を取るべきだったか、やっぱり無料なんだし連絡を取らないで正解だったのか、どちらが正しいかはわかりません。

 

ただ1つ分かるのは、音信不通になっても無料である以上文句は言えないってことだけです。

高校生の時に、製作者と協力者とは熱量が違うというのを学んだはずでしたが、活かせていませんでした。

 

ただこちらは高校の時よりもダメージが深刻です。

公開していないゲームとはいえ、1度募集をかけて応募を断った人もいたのに、再度応募をかけて制作を再開するわけにはいきません。

何より、音信不通になってしまったとはいえ、絵を描いてくれた絵師さんのイラストで公開すると決めたゲームです。そのためのイラストを複数枚描いてもらい提供して貰いました。愛情をかけて描いてくれたと分かるからこそ、その絵師さんのイラストを無かったことにするような、そんな失礼なことはできないと思いました。

結果、ゲーム企画としても2度と再チャレンジ出来なくなりました。もう既に絵師さんと連絡を取らなくなって3年も経過したため、公開もできないでしょう。

私も当時はショックで、そのために作ったホームページを閉じてしまいましたし、募集の際のフリーアドレスまで削除してしまいました。絵師さんのアドレスは控えてますが、自分から連絡する勇気は私にはないでしょう。

 

これが2度目の挫折です。

 

このような経験を経て、今回のゲームは全て1人で、またイラストも含めて拘らないことに決めました。

とにかく作品を完成させることが目的です。

明日にはおそらく、遅くとも明後日には公開できる段取りなので、遂に有言実行できる機会に恵まれるかなと思います。

 

ゲーム制作は楽しいけれど、いろんな痛い失敗がつきものですね。よくゲーム制作において気をつけることなどとしてクオリティを求めるな! とは言われてましたが、簡単に捨てられないのも事実です。

 

だからこそ、私の今回のコンセプトは『絵が描けないことを開き直ったゲーム』なのです。コンセプトがこんなのだからむしろ絵が下手って分かった上で皆見てくれるでしょ? と保険をかけたわけです。

まぁ、作ってて3度目の正直でようやく完成の兆しが見えただけあって、意外と愛着は湧きましたが。笑

 

完成を目指しただけのネタゲーム。変数を組み込む余裕はなく選択肢はあっても、好感度による分岐などは全くない一本道ゲームになりました。

物語性もゲーム性も、当然イラストも酷いものですが、こういうのでもゲームとして公開できるのがフリーゲームの良さでもありますよね。

 

想いがいっぱいでついつい長くなりましたが、ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

では最後にアイキャッチ用の私のクソイラストでお別れいたしましょう。なお、私は地獄のミサワがものすごく好き。

 

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またゲーム公開記事で会おうぜ!!